2019
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"マグネタ―の準周期振動から探る中性子星クラストの性質"
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講師名 飯田 圭 氏 (高知大学理工学部教授) |
12月16日(月)-12月18日(水),火曜4限教室コロキウム |
理学部A棟2階 B204(9日),B203(10日),3階A307(11日) |
中性子星クラスト中の核物質は、超流動や液晶など、多彩な物性を示す。それらの性質を探る有力な手段として星震学があるが、マグネタ―の準周期振動の観測からパスタ相の存在が示唆されることを示す。
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"クォークグルーオンプラズマと超高エネルギー原子核衝突反応"
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講師名 平野 哲文 氏 (上智大学理工学部教授) |
7月9日(火)-7月11日(木) |
理学部B棟2階 B204(9日),B203(10日),3階A307(11日) |
ビッグバン直後の熱い初期宇宙を満たしていた素粒子極限物質「クォークグルーオン
プラズマ(quark gluon plasma, QGP)」の性質を調べる目的で高エネルギー重イオン
衝突実験がCERNのLHC加速器やBNLのRHIC加速器で行われている。本講義では、
始めにQGPとは何かについて簡単に紹介し、高エネルギー重イオン衝突反応の
ダイナミクスを概観する。反応によって過渡的に生成されるQGPの輸送現象は
相対論的流体力学を用いて記述される。そこで、まず簡単な模型を使い、QGPへの
相転移を含むような状態方程式を構築する。次に、相対論的流体力学の枠組みの
解説を行う。特に、相対論特有の因果律を守るような散逸(粘性)とそれに伴う揺動
(流体揺らぎ)に注目する。実際の実験結果の相対論的流体模型に基づく解析から、
QGPの輸送係数がどの程度求まったかを紹介する。また、最近の実験結果を踏まえ、
ジェットの通過によって引き起こされるQGPの輸送についても触れる。
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