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2016

"格子QCDによるバリオン間相互作用"
講師名 土井琢身氏   (理化学研究所,専任研究員)
12月6日(火曜日)
場所 理学部棟A421
バリオン間の相互作用は原子核物理における最も基礎的な量であり、 また高密度状態方程式を通して、中性子星の構造など宇宙天文物理 の未解明問題へも大きな影響を与える。本セミナーでは、格子QCD によるバリオン間力計算について、近年の理論的発展をレビューする。 また、京コンピュータ等を用いて行っている物理点でのバリオン間力 計算について、最新の結果を紹介する。
"天体条件下での原子核の電子捕獲率・ベータ崩壊率と星の冷却過程、
R過程元素合成への応用"
"Electron-capture and beta-decay rates in nuclei at stellar environments and applications to cooling of stars and r-process nucleosynthesis"
講師名 鈴木俊夫氏   (日本大学文理学部教授)
11月4日(金曜日)
場所 理学部棟A314
高温、高密度の天体条件下での sd-殻核の電子捕獲率、 ベータ崩壊率を評価し、太陽質量の 8-10 倍の質量を持つ星の O-Ne-Mg コアの核 URCA 過程による冷却を議論する。 核 URCA 過程は、星の終末の運命、すなわちコア崩壊型超新星 爆発を起こすか電子捕獲超新星爆発を起こして終わるかの決定に 重要な役割を担っていることを示す。また、中性子数 N=126 を もつアイソストーンのベータ崩壊半減期を評価して、R過程元素 合成への影響を調べ議論する。
"低温におけるトリプルアルファ反応"
講師名 数納広哉 研究員   (理化学研究所 計算科学研究機構)
7月14日(木曜日)
場所 理学部棟A314
3個のヘリウム4原子核(アルファ粒子)が結合し炭素12原子核に変換される トリプルアルファ反応(triple-alpha process)は恒星物理学において重要な 役割を果たしている。ハイパー球座標で表現されたシュレーディンガー方程式を 解き、低温でのトリプルアルファ反応率を計算する理論手法の開発を行なった。 我々の手法は、複素吸収ポテンシャルの導入により3体連続状態を正確に 記述することができる。反応率を0.01GKから10GKまで計算し、先行研究の結果と の比較を行なった。

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